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9月14日(火) 自クラスのみんなへ(非公開にしていたもの)

2010年09月14日 22:12

教育実習で、話そうと思っていました。 「自分らしく生きて欲しい」と。

それがクラスのみんなへのメッセージにしようと思っていました。

教育実習最後の日に。 でも、そのときはあまりにも早くやってきました。

「先生女なの?」「先生彼女いるの?」

2週目にしてついにこの質問が生徒たちから聞こえてきました。

そして今日はなぜか、ピークを迎えました。

嘘はつけなかった。 自分を偽ることはできなかった。 話さずにはいられなかった。

なぜなら息の根が止まってしまうから。

信頼関係の築けていない状態でのゴーイングアウトは危険だと自分でも思っていました。

いっぱい考えた。 いっぱい。 その末の行動だった。

帰りの会。 ここで与えられた時間に命を掛けることにしました。

「みんな自分らしく生きてますか?

ここに赤色と黒色があります。

赤が好きという人もいれば、黒が好きという人もいます。

でもなかには、赤が好きと言えない人もいます。

なぜなら、気持ち悪いとか、おかしいとか、病気なんじゃないかと言われるからです。

そう言われたら言えなくなるでしょ?」

「今日ね、何人かの子に聞かれました。 彼女いるの?って。

いません(笑) でもはっきり言って先生の恋愛対象は女性です。」

クラスのみんなの真剣に聞く姿勢は、すさまじかった。

誰も動かない。 誰も顔をそむけない。 ただひたすらに聞いてくれました。

相手が中学生ということもあって、話す内容は今までと大きく異なりました。

学校における現状についてという今までにない話を熱心にしてる自分がいました。

先生として実習を受けている自分に手をつなぐ女子生徒。

それを見て「気持ち悪い」と軽く言う別の女子生徒。

「先生女が好きなの?」と聞かれて「うん。」と答える自分に

「やばいよ。」と根拠もなくひたすらに口にする女子生徒。

もしこれが同じ年で同じクラスという状況だったら、

おそらくうちはぐれていたのだろうと思う。

学校における同性愛の痛み。 ひしひしと、嫌というほどわかった。

だからどうしても熱が入ってしまいました。

そして最後には、「自分というものを大切にしてください。」というメッセージで終えました。

ある男子生徒がためらうこともなく迷うこともなく、心から拍手をしてくれました。

2回目の拍手の音が鳴るころには、クラスのみんなが拍手をしてくれました。

心から、心から嬉しかった。 そして力が抜けました。

話し終えたあと、手はぶるぶると震えていました。 緊張から逃れた様子で。

頭が垂れた。 静かで穏やかな時間が一瞬流れた。

でもまだどこか恐かった。 このあとの生徒の変化が。

一度クラスを離れました。 少し落ち着いてからまた戻ろうと。

どこかぎこちなく戻ったうちに、生徒は寄ってきてくれました。

「かっこよかったよ。」と言ってくれる生徒や、自分のことを話してくれる生徒もいました。

なかには、話しを聞きながら感動して泣いている生徒がいたことも知りました。

本当に、このクラスで良かったと思いました。 みんなが大好きです。

担任の先生は、うちの今後を心配してくれました。 傷つくことがあるんじゃないかと。

優し過ぎた。 突然こんな話を勝手にしたうちに、咎めることもなく心配をしてくれました。

その優しさが嬉しかった。 でも、うちは大丈夫です。

そういった現実があるからこそ、うちはこうして話しているんです。

夜になって教科担当の先生に呼び止められました。 帰りの会についてです。

あまりに唐突だったことが問題です。 話すことが悪いことだとは思わない。

ただ、事前に話すべきだったと。 その通りだと思います。

でも、その言葉、うちにはきつかった。 悔しくて涙を流した。

話を聞けば聞くほど、悔しくて悔しくて涙があふれた。

話を終えたあとも、悔しくて悔しくて一人泣いた。

気が済むまで泣こうと思った。 でも涙は止まらなかった。

生徒のこと、保護者のこと、先生のこと、学校のこと、あらゆるものが壁となった。

ただ「女性が好きです。」と言うだけで。

生徒のサポートの不十分さを指摘される。 でも、本当にサポートが必要なのって誰?

未だ見えない、同性愛の生徒じゃないの? 同性愛と知ってショックを受けたかも?

ショックって何? それによって傷つくのは誰? 生徒じゃない。

何かが違う。

結局同性愛の生徒のことにまで目は向かない。

目が向くのはせいぜい同性愛であることを公言したうちまで。

これじゃだめだ。 悔しい。

どこまでも一人で挑もうとする自分がいます。 そこでぶちあたる違和感を得たいのかもしれない。

「これの何が問題なの?」って。 「同性愛ってだけでどうしてそうなるの?」って。

優しく協力しようとしてくれるけど、その言葉の奥にはどこか何かがずれている。

だからうちは、やっぱりどこか信用できない。

一人になりたい。 一人でやりたい。 誰にも責任がいかないようなそんな立場があればいいのに。

心がまた死んでしまうとこだった。 死なずに済んだのは、話を真剣に聞いてくれた生徒たちがいたから。

ありがとう。 みんな。 本当にありがとう。


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